色の円環の関係性とのぼり旗について
色を円グラフで表示して関係性を一覧することは、デザイン業界ではお馴染みのパターンになります。
円グラフに隣り合った色を使うことで落ち着いた印象を与えたり、明度の高い色で中抜きするなどは定番の手法です。
色相の差と明度により印象は変わり、活動的にも落ち着いた印象にも見えるから不思議なものになります。
補色配色はこうした人間のイメージを利用して、色相環で正反対に位置する関係の色を組み合わせることです。
相性が悪いと感じられるかもしれませんが、補色と呼ばれるだけあって
相性は抜群の色だと言われております。効果としては互いの色同士を引き立てて目立たせ、
鮮やかな印象でフレッシュに感じると言われているのです。
明度差のある組み合わせは、違いを明るくすることも暗くすることも出来ますし、色の対比が生む効果は奥が深くなります。
こうした補色を使ってのぼり旗をデザインすれば、文字と背景色を補色関係にすれば、お互いが補うことで
見た目を鮮やかな印象に変化させられます。
さらにアイキャッチのロゴや、お店で扱っている商品のシルエットを掲載するなど、のぼり旗の効果を高める施策は
アイデア次第で広がってゆくのです。のぼり旗はシンプルで強烈なイメージを演出するのに最適な販促グッズになります。
のぼり旗の定番デザインである縁取りについて
縁取りは額縁のように外枠を描くことです。不思議なことですが枠があることで、人間の目は中心部に視線が集まる効果があります。
イメージや錯覚などと同様に、幾何学的な模様やデザインは人間の心に直接作用する働きがあるのです。
縁取りは直線を組み合わせたものでなくても、ジグザグなデザインだっていいですし、
果物を外側に並べてみても面白いかもしれません。のぼり旗ではよく使われますが、
渦潮の模様で外枠を縁取って中華ショップなどのデザインを採用するなどで活躍しております。
看板のデザインは大胆で人目を集め、さらに頭の中でイメージを連想させる大喜利のような存在だと言われているのです。
迷ったら専門ショップにデザインプランをいくつか提示してもらえば、良い案が浮かぶかもしれません。
オリジナリティを出すことも重要ですが、ユーザー目線で欲しい情報を考えてみることが一番大事なことです。
ユーザーが欲しいのはそのお店の提供するサービスや価格、キャンペーンやフェアなどのプロモーションが行われているかなどになります。
お昼時にご飯を食べようと考え車を運転していて、入ってみようと感じさせるのぼり旗を連想すれば、
自分のお店が出すべきのぼり旗についてもイメージが湧くはずです。